【アドラーコーチング × ブリーフセラピー】
互いの専門性から、その歴史的背景などを解説し、同じ事例にもし援助し合うとしたら、どうやるのか。
その手法を見せ合った。
目の前で悩む人を、少しでも早く楽にし、希望あるスタートをさせてあげたい。
そんな精神性は、二人とも変わらない。
しかし、実際の援助法はやはり違う。
会場準備の時間。
「違う二人だから、違うようにやりましょうよ」
そう言った彼は魅力的な人だと思う。
スリッパも履かず、自らを前に出して、身体ごと向き合う山之上氏。聴衆への配慮もその都度機敏で細やかだ。
私と言えば、机の前に座して専門家じみた雰囲気で言いたいように言っている。
少し反省した。
しかしこれも一つのスタイルだとしておこう。
空想空間を十分に活用して思い込みへの気づきを促し、再認識させていくアドラーコーチング。
対話の中に織り込む言葉に、妙技を混ぜ込んでいくブリーフセラピー。
似ていたこともある。それは、悩みの原因を過去の話にばかりこだわらず、これからどうなっていきたいのかを意識していること。
絶望感にある人が、その場で何かに目覚めていくこともある。
悩みと思っていたものが、そうでなくなってしまうこともある。
型にはまったありきたりなものではないが、やはりそれなりの専門性と、現場で培った経験値があって繰り出されるもの。
コーチングかセラピーか。
悩みにも目標達成にも、どちらを選ぶべきなのかさえ、良い意味で曖昧なことが証明されたように思う。
コラボ企画、講座設計から全体への配慮まで、こまやかな心配りをいただいた山之上氏、受講者の皆様、他にもご関係いただいた方々、誠にありがとうございました。
また二人で何かやろうという話も進行中。コーチングとセラピー。
短期解決型の二人のコラボ。
引き続き、ご注目下さい。
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