講座概要
この講座は、実際的な解決法獲得を特に重視した心理学実践講座です。
心理学を学んで実生活に活かしつつ、心理カウンセリングとして、人の悩みを解消していくことが可能となります。
現在、日本における心理カウンセリングの多くは、実のところ実用的とは言い難い現状があります。
その理由は、問題ごとの対処法(現状分析とアプローチ)が圧倒的に足りないがために起きていると、講座開発者の上野大照は捉えています。
始まった“今”だからこそ
現在、この講座は初開催として0期(プレコース)が進行中です。
現場を持つ心理職も多数ご参加いただいておりますが、スタートしてみたことで、徐々に進化している最新の心理学が、まだまだ現場には浸透していなかったことが、浮き彫りになってきています。
0期でご協力いただいた参加者との相互対話(インターラクション)によって、伝えるべき内容はブラッシュアップしていますので、1期が正式コース初回となります。
ぜひとも、一度、この実用性(効果性)重視の実践型心理学講座に、触れてみていただければと思います。
実用心理学とは?
心理学の中に独立した分野として、実用心理学というものが存在しているわけではありません。
ただし、わざわざこの“実用”という言葉を使っていることには、大きな意味があります。
心理学を少しでも学んだことのある人ならばわかるかもしれませんが、心理学という分野は大変広く深いものです。
そのため、人の“心”は誰にでもある、ありふれたものであるにも関わらず、学ぼうとし始めたら、あまりに膨大な学びを必要としたり、心の奥に隠れたものを探らないといけないような気がして、学び始めることに抵抗を感じることも多いのです。
つまり重要なのは、実用的な心の学びを、ポイントを絞って選択的に学習しつつ、その活用法が十分に提供されることだと言えます。
心のケアはこれが土台だった
ドイツで心理学が始まって以来、約150年という歳月の中で、この学びも徐々に進化しています。
特に、心と身体の繋がりを示す神経学は、21世紀に入る前後から、計測器の進化と共に、飛躍的に伸びました。
これによって、以前にはわからなかった、心のケアは「何が効果的で、何には意味がないのか」が実際的にわかってきているのです。
その土台は、聞いてみればなんとも単純な話ですが、それは“情報”です。
適切な情報提供があることこそ、どんな特別な心理支援よりも重要なことなのです。
そして情報だけが先行して伝えられるのでなく、悩む人の個性に合った情報提供が行われることで、それぞれ特有の治療法と、悩む人の日常の過ごし方という両面が適切に進むようになります。
生活と治療は車の両輪です。
個人個人よって違う特性・性格・生活スタイルに沿う情報提供を適切に行える心理支援者を、この講座では育てます。
※御自身や周りの方のために受講される方もいらっしゃいます
大学でもなく怪しい心理学でもなく
脳科学や解剖生理学、心理学の深く長い歴史、研究に関する基礎学力の習得など、大人になってから大学で心理学を学ぶことは、大変な年数と労力を必要とします。
逆に取り組みやすい民間団体が伝える心理学講座などは、積み上げられた学術的背景やエビデンス(根拠)に欠けるものを提供してしまっているところも少なくありませんし、過度なスピリチュアルを心理学だと称して教えてしまっているところも存在します。
この講座は、そのどちらでもなく、ご自身の人生と、関わった人の人生が、明確な精神医学的根拠に基づいた分析とアプローチによって好転していくよう、また抱えている問題が解決しやすいように進展するスキルを、実際的な生活環境改善に必要な知識にのみ絞って、習得を促します。
実際的に必要なスキルとは
実際的に必要はスキルとは、なんといっても悩みを相談されたとき、解決へ向かうなんらかのアプローチができること。
そして、そのアプローチの根拠となる問題の分析(アセスメント)ができることだと思います。
つまり、分析と方策、この二つが揃っている必要があります。
このことについて、現代の精神医療として発達障害と愛着障害などの点を踏まえて、動画で語らせていただきましたので、どうぞ御覧ください。
こんな方にオススメ
・心理学を自分の人生に活かして心身共に健康になりたい
・心理学をつかって問題解決力をあげたい
・心理学やカウンセリングを学んだが、もっと精神医療にも役立つ方法を身に着けたい
・傾聴だけではない、解決力の高い方策を身に着けたい
受講することで起きる変化
◯ 発達障害とその対策が身につく
◯ 愛着形成と愛着の傷に詳しくなり対策ができる
◯ 支援者として精神疾患がある人に対応できる力がつく
◯ 依存(嗜癖)を改善させる基本的な対策がわかる
◯ 精神疾患ができる要因と対策がわかる
◯ 人として本来の心理発達が理解できる
◯ 簡易性格診断ができるようになる
◯ 人間関係の整え方に詳しくなる
◯ 短期療法(ブリーフセラピー)による心理臨床ができる
推薦者の言葉
精神科医 作田泰章 様
さくメンタルクリニック 院長
大阪精神科診療所協会 理事
作田 泰章 様
心のケアは薬だけではどうにもなりません。
メジャーリーガーの大谷にはトミー・ジョン手術があったように、精神科にもその人それぞれに合った処方があるのだと思います。しかもそれは少し時間がかかるもので、治療期間の過ごし方も大切です。
上野さんは、その最適解を見極めた対処を心がけてくれてる心理カウンセラーだと思います。
また、当院の相談役的なポジションでもあり、頼りにしている存在です。
上野さんのような心理カウンセラーを多く輩出していただくためにも、この講座にとても期待してます。
フリースクール校長 松下祥貴 様
NPO法人ろーたす 理事長
松下 祥貴 (まつしたよしたか) 様
当フリースクール子ども達のことについて親切且つ丁寧に、いつもご相談に乗ってくださいます。
豊富な知識と経験から頂戴するアドバイスは、核心を突いており、お話しを聞くたびに学びが深まります。
人の心を人が癒やす。それが一層求められている世の中です。上野さんの講座により、未来が大きく希望に照らされる方が、1人でも多くなることを心より願います。
キャリア支援の改革者 古今堂靖 様
一般社団法人日本リスキリングキャリアコンサルタント協議会 理事長
株式会社KD2 代表取締役社長
古今堂 靖 様
オーソドックスな心理学の講義しか聴いたことのなかった私は、上野さんのブリーフセラピーの講義を聴いてひっくり返りました。
「聴いているだけでは解決しない」は心理カウンセリングでよく言われることです。
安心安全に聴いてくれる人がいることは素晴らしいことですが、自分自身で幸せな人生を切り拓くことはもっと大切なことです。
「そんな講座をやりたいんです」と言った上野さんに心より期待しています。
精神科認定看護師 堀上千里 様
児童・思春期精神訪問看護
訪問看護ステーションOhana Sun
代表取締役・管理者 堀上 千里 様
精神科訪問看護ステーションで、生き辛さを抱えながら生活されている方の身近な支援者として、利用者さんと向き合いながらの日々は、迷いや悩みの連続です。上野先生は幅広い見地で利用者さんのアセスメントだけではなく、看護師自身の葛藤にも丁寧に対応して下さいます。また、ブリーフセラピーの視点から「今」を大事に助言していただけるので、大変感謝しています。これからの更なるご活躍に期待しかありません。
精神保健福祉士・公認心理師 増田真一 様
のぞみ相談支援センター
管理者兼主任相談支援専門員
大阪医療技術学園専門学校 非常勤講師
増田 真一 様
メンタルヘルスの不調時は、身近な人の関わりやサポートがあると安心できますが、こころの病や精神障害のある方にとって、人との関わりが少なかったり出来ない人もおられます。
上野先生の臨床では、相談者さんだけでなく相談者さんの周囲にいる方にも「今出来そうな事」を考えられるよう、メンタルヘルスの不調で起こる問題や人間関係について実践的な話をしていただけます。
対話の中で「解決とは何か」を見つける相談者さんと、カウンセラーの相互学習のカウンセリングは精神保健福祉の実践にも活かせます。
主催(講師) 上野大照
心理教育家・心理カウンセラー
オフィス・コミュニケーションズ 代表
日本ブリーフセラピー協会 大阪支部長
さくメンタルクリニック 顧問
関西カウンセリングセンター 講師
(保有資格:公認心理師、2級キャリアコンサルティング技能士、ブリーフセラピストシニア、その他)
末期がん、重度の精神疾患を数多く体験した代替医療現場から、心と人間関係の力に注目し、心理学を通信大学にて履修。ほどなくして、現場で早急な対応に迫られてきたゆえに、長い時間をかけた心理支援に疑問を持ち、当時、高い効果性を示したNLPによる神経症治療・トラウマケアを民間にて従事。
心理療法提供団体にて主任カウンセラー、主任講師を兼ねた理事長職を3年経験した後に独立。
現在のオフィス・コミュニケーションズを開業。
その後は対話によって短期間で問題を解決する心理手法・短期療法(ブリーフセラピー)に魅せられ、大阪で短期解決専門のカウンセラー・カウンセラー養成講師、一般向け心理教育講師を兼ねている。
個人セッション、グループセッション、チームコンサルティングなどを含め、相談総件数は、延べ約15000件。(現在も年間800件ほどの相談支援を実施)
現在は、精神科医と組み、地域医療にも貢献。
発達障害の臨床にも専門性を持つ。
YouTubeチャンネル「こころのミカタ」で動画による心理的な援助も定期開催している。
講師からのメッセージ
現実的方策をたくさん持つ心理学実践者、そして心理カウンセラーになっていただければと思い、この講座を開講することとなりました。
心とは投影物。
明るい未来を思い描くことも、暗く悲しい問題を感じることも、どちらも心と深い関連があります。
そしてその心とは、決して単体で存在しているわけではなく、身体との繋がりや社会的な関わりの中で育まれているのです。
だからこそ、必要なのは気持ちへの対処だけではありません。
現実的な対応策が、その人の心を変化させるのです。
この思いは、動画でも語っていますので、どうぞ御覧ください。
現実的心理技能を持つ人を、社会へ輩出していくことにとても誇りを感じています。
どうか、ご自身の人生に、そしてご自身を頼られる多くの方へ、この技能を使い、幸せな道へと導いてあげていただきたいと思っております。
プログラムの特徴
●基礎的な項目についてはオンデマンドが用意されるので何度でも復習可能
●心理テストの扱いなどもわかるリアルな精神科臨床を学べる
●授業のみではわかりにくいことなども、参考書籍や根拠をお伝えするので、ご自身で調べてより深く学ぶことができます
内 容
以下に一部公開
<Chapter1>サイコ・インフォームド・ケアの基礎
伝える情報自体が心理ケアとなるのはどうしてなのか。
その原理と意味をお伝えします。
<Chapter2>ユマニチュードと発達特性
認知症ケアで近年注目を浴びている概念“ユマニチュード”は、人を人として扱うことの新しい価値を伝えています。
それを心理支援に応用した関わりを知り、時に異常と扱われがちな発達障害(発達特性)の概要とその対策について触れます。
発達障害については広範な知識を必要としますので、オンデマンドで数時間の解説動画を提供します。
<Chapter3>愛着スタイル
愛着障害と個人個人に形成される性格の特徴を「愛着スタイル」という観点から解説し、生き方とケアの個性合わせに言及します。
幼少期からの愛着形成(心の安全基地)がいかに形成されるのか、それが人生にどれほどの意味を持つのかがわかります。
<Chapter4>精神病が生まれる理由と背景
ここまでの愛着と特性の学びを活かし、臨床心理士が行う詳細のアセスメントには届きませんが、心理検査にはどのような種類と内容があり、それらをどのように活用するのか、「心理アセスメント」という分野を扱います。
また、それによって個人がそれぞれに「どういう生き方が合っているのか」を組み立てられるようにしていきます。
<Chapter5>精神症状の種類と対策
精神症状には、その性質、種類、対策などがちゃんとあります。
また、重度のものは診断と治療になりますが、小さな症状は多くの人に頻発しており、それらを捉えることで、そもそも心のケアとはどのようにするべきものなのかが見えてきます。
その他、次の項目などが12回の中で提供されます
・自律神経が精神に与える影響
・相談者を力づける対話法
・自死願望者への対話法
・パーソナリティの分析と対応法
授業期間と頻度
12ヶ月(月1回/全12回)
※各期毎の詳細日程は、下記に公開している情報をご確認下さい
受講費
264,000円(税込み)
※一括でのお支払が難しい場合、分納も検討させていただきますので、お問合せ下さい。
お支払い方法
1.銀行振込
お申込み後、振込先口座を送信させていただきます
2.クレジットカード決済
お申込み後、決済についてご案内させていただきます
※現金やPayPay、auPayなどのQRコード支払いなどをご希望の場合は、個別に対応しますので、ご相談ください。
締 切
対応可能人数として最大20名(先着順)が満席となりましたら、締切とさせていただきます。
場 所
スケジュール
第0期 実用心理学講座(月曜昼・月1回 1年コース)
第1回目 | 2024年 4月22日(月) |
第2回目 | 2024年 5月27日(月) |
第3回目 | 2024年 6月24日(月) |
第4回目 | 2024年 8月26日(月) |
第5回目 | 2024年 9月30日(月)※祝日のため日程を変更しています |
第6回目 | 2024年10月28日(月) |
第7回目 | 2024年11月25日(月) |
第8回目 | 2024年12月23日(月) |
第9回目 | 2025年 1月27日(月) |
第10回目 | 2025年 2月24日(月) |
第11回目 | 2025年 3月24日(月) |
第12回目 | 2025年 4月28日(月) |
(予備日) | ※途中何らかの事情(自治体等の外部依頼業務など)で開催が中止・延期となった場合に備え、他のコースでは最終回の予備日を設定しておりますが、このコースは、1年という長期の為、先の見通しを立て難いところがあります。そのため、そういった事態の発生があった場合、適宜対応させていただきます。 |
◎全日程受講時間 10:00~16:00
第0期(月曜・月1回1年コース)
第1期 実用心理学講座(金曜昼・月1回 1年コース)
第1回目 | 2024年10月 4日(金) |
第2回目 | 2024年11月 1日(金) |
第3回目 | 2024年12月 6日(金) |
第4回目 | 2025年 1月10日(金)※年始のため日程を変更しています |
第5回目 | 2025年 2月 7日(金) |
第6回目 | 2025年 3月 7日(金) |
第7回目 | 2025年 4月 4日(金) |
第8回目 | 2025年 5月 9日(金)※ゴールデンウィークのため日程を変更しています |
第9回目 | 2025年 6月 6日(金) |
第10回目 | 2025年 7月 4日(金) |
第11回目 | 2025年 8月 1日(金) |
第12回目 | 2025年 9月 5日(金) |
(予備日) | ※途中何らかの事情(自治体等の外部依頼業務など)で開催が中止・延期となった場合に備え、他のコースでは最終回の予備日を設定しておりますが、このコースは、1年という長期の為、先の見通しを立て難いところがあります。そのため、そういった事態の発生があった場合、適宜対応させていただきます。 |
◎全日程受講時間 10:00~16:00
第1期(金曜・月1回1年コース)
第2回目より受付中です
無料受講相談も可能です。ご希望の方は下部よりお申し込みください。
お申込み方法
初回開催前には、そのままお申し込みください。
現行開催中の場合でも、途中から受講が可能な場合もありますので、とにかく一度参加してみたいという場合は、一度お問合せください。
LINE公式アカウントからのお問合せも可能です
受講特典
●非公開Facebookグループによるライブサポート
●スーパービジョン(60分)の特別割引有
※通常料金16,500円⇒7,700円
※受講生自身の抱える問題にも対応しております。
※今期受講中から次期終了までの期間に適用致します。
●欠席時、次期への振替履修が可能
●基礎的なレクチャー部分は無料で何度でも視聴可能
●有料サービス(1日分1,100円)として希望者には授業の全動画視聴が可能
(わかりにくかった授業の反復にご利用ください)
※欠席した場合、動画視聴は可能ですが、修了条件としての授業履修にはカウントしません。
修了証・資格取得
修了証として、オフィス・コミュニケーションズ認定「実用心理学プラクティショナー」を発行させていただきます。
修了生の進路
この講座は初開催となりますが、ここまでに多くの講座での修了生が生まれ、それぞれの分野で画期的な成果を上げておられます。
例を挙げれば、民間カウンセラー、会社経営者、管理職、非営利団体経営、キャリアコンサルタント、保健師、管理職、看護師、プロコーチ、NPO経営、学術団体支部長、占い師、コミュニケーション研修講師、精神科看護師、アンガーマネジメント講師、アロマセラピスト、文章講座講師、カラーセラピスト、料理教室講師、瞑想講師、レンタルサロン経営などの分野で活躍しておられます。
特に、今回の講座が直接的に成果を発揮するのは、先ずはすでに精神疾患と関わりのある相談業務の方だと思います。関わり方がわかるので、明確な成果が生まれてくることは間違いありません。
次に、実生活での変化です。ご自身への環境デザインや愛着形成をしっかりしていくこととなりますから、これまで抱えていた多くの問題が自然と回復していくことへと繋がります。
第0期(月曜・月1回1年コース)
第1期(金曜・月1回1年コース)
第2回目より受付中です
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よくある質問
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受講生の声
この講座は初開催の為、受講生の声はまだありませんが、別リンクで、参考に「心匠セラピスト養成講座」の受講生の声を掲載しております。
さらにその上位資格である「心匠セラピストシニア」認定者の活躍について、こちらに掲載させていただいております。
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