オフィス・コミュニケーションズで最も深く長期となる専門講座「心匠セラピスト養成講座」では、一通りの学びを終え筆記・実技の審査を通過された方に「心匠セラピスト」資格を付与しておりますが、その中でも、その後も継続して学び続け、高いレベルのカウンセリング力を認められた方には上級技能者である証として「心匠セラピストシニア」を認定させていただいております。
今回は、その5人目の認定者となられた「島崎英司」さんをご紹介させていただきます。
仕事と遊びが一つになった生き方
「仕事はオンタイム、プライベートはオフタイム」という言葉はよく聞くところですが、遊び、生きがい、仕事がこれほどまでの統合された生き方を体現している人は数少ない。しかも、ふざけてない真剣な遊び。だからこそ、多くの人を惹きつける。そんな素敵な自由人、島崎さんについて、伝わってくれたら嬉しいです。
すべての人間関係に疲れたところから学びが始まった
「心匠セラピスト養成講座を受講される前はどうされたんですか?」
私は長年、商社系企業の営業マンとして海外含めた多くの初対面のお客様とアポを取り、信頼関係を築くと同時に商品の試し、購入、リピートしていただくという流れの仕事をしてきました。しかし利害関係ある中でのお客様や会社組織、家族関係のすべての人間関係に疲れはて、自分の人生は何のためにあるのか?と人生の意味を日々自分に問いかけていました。そのうちに暗中模索しながらも、思想、哲学、宗教、心理学、自己啓発、スピリチュアルなどの本を読みはじめ、関連のセミナーにも行きました。それは新鮮で刺激的な学びの日々でした。
そして離婚したこともきっかけになり、人生をリセットしてみようとサラリーマンを辞めることを決断。次の新しい道は、心理カウンセラーか占い師になりたい!と当時は周りの人に言っていました。心理学の情報を集めている中で、V・フランクルのロゴセラピーに特に深く感銘を受け、その学校を探しているとき、同じ心匠シニアセラピスト先輩の仲谷史子さんから上野大照先生を紹介していただきました。
「直接会ってみると、何か惹かれるものが?」
心匠セラピスト養成講座を選んだ理由は、上野大照先生のキャリアが、元宗教者であり心理を超えた得体の知れない大きな何かを感じたからです。また自己啓発スクールとNLPなどのキャリアもあり、心理業界だけに偏らないバランスの良さも先生に同時に感じました。大手の心理学スクールには決してない、例えると密教的な秘教的な希少性のあるような雰囲気も、自分にとって大きな要素でした。
心理カウンセラーか占い師になりたい!と言っていた当時の自分にも言いたいのですが、不思議なことに今いっしょに遊んでいる?楽しんでいる?チャレンジしている友人たちは、心理カウンセラーと占い師が多いので、そこも面白いなと感じます。
「学ぶこと」「活かすこと」がとにかくひたすら楽しかった
「心匠セラピスト養成講座以外にも、当時公開していたすべての講座を受講いただいた島崎さんですが、その学びはどう活かされていったんですか?」
退職後ですから、生活の不安はもちろんあったのですが、自分にとってはそれよりも、突然予期無く漠然とした不安がやってきた自分自身の内面への戸惑い、人間関係の不安が強かったように、後になると思います。そのことについて、自分はダブルバインド(何を選んでも苦しい状況)にさらされていて、精神的に身動きできない拘束を、自分でかけていたことが大きな要因だったことがわかりました。
これに気づけたことは、とても大きなことだったと思います。
基本コースとなる心匠セラピスト以外にも、自分自身の内面を探究する自己の旅と対人関係のコミュニケーションを軸とした語らいの旅、男と女の違いやパートナシップを軸とした男女統合の旅、ミルトンエリクソンの催眠言語も同時に学びました。最終コースとなる心匠認定講師養成講座も修了しました。
心匠セラピストを受講する前と後では、特に対人関係のコミュニケーションがとても楽しく精神的に自由になり、常識に囚われ過ぎて生真面目だった以前の自分を思えば、今は本当にいい意味で変わったなと改めて思います。所謂、社会の常識やこうあるべきだ!の固い呪縛が解けつつあるような感覚です。
学んだ中で印象に残っている言葉は、「勇気とチャレンジ」「不慣れな一歩」「逆転発想」「Yes.and more…」など印象に残っているキーワードはたくさんあります。(もっと専門的な言葉で大切な学びになったものもあるのですが、そこはわかりにくいので今回は割愛します)どれも自分にとってはかけがえのない深い学びです。 元々は心匠セラピストとしてクライアントを募り、カウンセリングに使うために学んだのですが、結果としては自分の中で自分をセラピーしているような感覚と、日常生活の中の人間関係で活かさせてる感覚です。
今思えば、心匠セラピストになったと言うよりは、何か他のことをするためにそれを学んだのかもしれません。今は毎日の暮らしのなかで、自分のシャドウ(隠し持っている心の裏側、自分の中の嫌いな部分)は宝物だ!と、そのシャドウに意識的に向き合おうと、少しずつ紐解いていくチャレンジが楽しくてなりません。 自分が嫌いだった部分を、逆に自分らしさだと思えたわけですから、自分らしく生きているチャレンジなわけです。
講座自体も高く深く素晴らしいのですが、共に学んだ受講生さんたちと心理学の学びを深めるために、イベントや勉強会を開催したり、時には飲みながら人生を語り合い、無邪気に歌い、ワイワイガヤガヤと冗談を言い合って遊んだりと、そんなことも予想外に、心地いい時間となっていきました。
いっしょに面白おかしくできたらいいね!って感覚
「学んでから今の生き方=仕事としていくにはご苦労があったとお見受けしていましたが、現在に到るまでにはどんな経緯があったのでしょうか。」
心匠セラピスト講座で学んだことをベースとして、カウンセリングルームを開業しようと2年程ずっとモヤモヤしながらカタチにならずに葛藤していましたが、なぜか具体的には動けませんでした。
はじめは色んな友人知人にお願いして、心匠セラピーのクライアント役のモニターになってもらってましたが、ひとつは人と深く話し無意識的につながる会話をしていること自体が素晴らしい価値を持ち、自分自身が楽しくて深淵で有意義でしょうがないのです。そこにビジネスを介在させることが何故かできませんでした。
お互いの人生の過去と現在の人間関係などで、辛かったことや楽しかったこと、当たり前のように繰り返されてきたことを深く掘り下げあったり、ときには理想的な未来だったり、いっしょにポップコーンを食べながら映画のワンシーンを観ているような語らいが本当に大好きです。そして、この人のさらなるシアワセの未来のために自分は何をインスパイアできるかを考えたり、その語らいから壮大な人生の流れを俯瞰できたり、結果として整理できたり何かに気付いたり、次の新しい小さなステップを、いっしょに面白おかしくできたらいいね!って感覚で話し合うのです。ときにはまるで自由な語らいとは、人生のメロディやリズムの心地いい即興JAZZセッションの協奏曲のようだと感じることもありました。
だからこそ、明確な仕事にするのではなく、人を応援したりされたり、語り合っていくこと自体が、自分の仕事になるようなところへたどり着いて行ったのかもしれません。
プロとしてよりも、自分を表現する生き方
「現在のご活動と今後の抱負をお教えください」
現在は四天王寺の近くで「しまプラネットlabo」というコミュニティサロン兼レンタルサロンのオーナーをしております。15名くらいの人数で講座やセミナーができるスペースです。 このサロンでチャレンジ応援をコンセプトとした勉強会イベントを友人たちといっしょに1か月に1回、紆余曲折しながらも2年以上継続してきました。
はじめて人前で講師をやってみる!1時間、得意なことや興味あるジャンルをゆる~くふわっとアウトプットしてみる!という勉強会であり、発表者応援のイベントでもあります。 そんな優しく応援してくれる人たちが集まるところで、何でもいいから小さなチャレンジができるような、ときとところ、時間と空間を創出できたらと思っています。 空間と時間が合わさった意図されたコミュニティにステキな人々が集まり、新しい関係性と対話が生まれると、何か新しい価値を持つものが育つような気がします。 おかげさま日々、サロンには色んなジャンルの優しく楽しい人たちが遊びにきてくれます。それは雑談だったり、いっしょに歌ったり、ギターやウクレレの練習だったり、面白い講座やろうぜ!やBandやろうぜ!の話だったり、その発表前の練習だったり…。 大人になると純粋に遊ぶことや冒険することって、なかなか難しくなっていきます。年齢の制限を自分自身でかけてしまったり、本音を隠して建前で生きていると友達が出来にくくなりますね。
そんな殻を少しでも破れるような、ときどき知的で楽しく何かが産みだされる場所を続けたいです。今後はLive配信など、ゆるいスタジオ放送局のような発信基地になっても面白いなと思っています。昔によく「参加することに意義がある!」って言葉が流行ったような記憶がありますが、「誰もがプロにはなれないけれど、生きていることを表現すること自体に意義がある!」そんなポリシーでゆっくりでもとにかく継続して、時代に柔軟に面白くExcitingな方向にいい意味で変化し続けていきたいです。
島崎英司さんの活動情報
- しまプラネットlabo WEBサイト
- https://neweiji.jimdofree.com/
受講相談について
心を学ぶ講座など、本講座(複数回に及ぶ継続的な講座)の受講相談は、無料で提供させていただいております。
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