白川晴美さん～サロン「VIVI AN」主催～

大照先生と出会う数年前から自分の活動内容や進め方に（このままでいいのか？）と疑問を持ち始めていました。
自分の内に在る矛盾が嫌で葛藤し苦しんでいたのだと思います。
そんなある日、facebookの文章講座案内が目につき、星の数ほどある個人サロンの存在を知ってもらうには発信力が必要だと思い、学ぶことにします。
初回の講座前、講師である仲谷史子先生から受講動機を聞かれ、1つは「心理学と小説家たちの技術を融合した文章講座」という案内に「普通の文章講座とは違うものがある！と心理と本好きな私が感じたからだ」と答えると「それなら、ぴったりの先生がいる。私はあなたに先生を紹介する役目なのかも」と言われ、そうなのかと、数日後に「心を学ぶ入門講座」を受講したことがきっかけになります。

入門講座を受講しながら、ここには求めているものがあると確信し受講を決めていました。
大照先生が語る経歴、講座内容と、その時の私の悩みが瞬時に解決したことが決め手です。
申し込もうとオフィス・コミュニケーションズのホームページを開けると、講座は数種類あり、心匠セラピスト養成講座に興味持ちましたが、心理学を学んだこと無い私が受講できるのかを大照先生に相談し、結果受けることになりました。タイミングが講座後半からの途中受講でしたが早く学びたいという気持ちが強く、不安はありませんでした。
授業では、必ず参考本を大照先生が紹介くださり、それらも興味深く読み進みました。
苦労の多い後半からの受講が楽しくできたのは、難しい専門知識・用語の向こう側にある真理を感覚で捉えられる解説であったことと、好きなユングの学びが後半にあることが大きく、さらにエリクソン催眠、フランクルのロゴセラピーと心躍る学びが続きます。私にとって後半からの学びが正解だったと思います。

2018年に出会ってからずっと、大照先生の飾らない等身大の生き方と伝え方、心理探求の姿勢からも多くを学ばせてもらっています。
受講前は、カラーセラピー講座、カラーセラピーと占いセラピーの個人セッションをしていました。
悩み相談を受けているうちに、カラーセラピーの傾聴ベース、占い結果に一喜一憂することにもどかしさを感じ始めていました。どちらも同じ悩み相談なのですが手法も求められていることも違うから言いたいことが言えないもどかしさです。
入門講座で、火事現場では、火を消してから防火を考える。セラピー現場では、火事の炎の中で防火の話しをしているようなものだ。それはおかしいよね。というようなお話しに（そうそう、もどかしく思うのはそこだ）と分かりと大きくうなずきました。
ブリーフセラピーの回では「えっ？！それを言っていいのですか？」と驚きと共に嬉しくなったことを今でもはっきりと覚えています。
世間の当たり前に違和感を持ちつつも、時には私がおかしいのかと懐疑的になっていたことを具体的に言葉にしてくださるのが小気味いい授業の連続。
また、授業以外の大照先生のセラピーライブも、大変刺激になりました。
一見、普通に対話しているようなのだけれど、クライアントが驚き、表情が変わる瞬間は、どういう解決になるのか見守っているこちらも（えっ？！そこ？）と驚く。
何が起こったのかクライアントも周囲にも分からない流れは、簡単なようにみえて、実は心や脳の仕組みを理解し、相手の立場になる匠の技がさりげなく使われている。
深い意味でのリフレーミング、共感、受容を理解していくことになりました。
心をブラックボックスとして扱う、問題を解決しようとすることが問題を大きくするというような様々な解決志向がしっくりくる。見るたびにブリーフセラピーをできるようになりたいという想いから、セラピスト養成講座修了後、アドバンスコース、さらに認定講師養成コースに進みました。
認定講師養成コースは、毎回の課題に四苦八苦しましたが、随分心が鍛えられたたように思いますし、今まで難解で読めなかった本を読めるようになった喜びは大きいです。
また、共に学ぶお仲間たちが、個性を研ぎながら光り始めるのを目の当たりにするのも励みになってきました。

これまでの紆余曲折あった人生で、いつも大丈夫！という根拠のない自信だけを頼りに孤軍奮闘してきたのですが、できなくてもいい、頼ってもいい、自分のままでいいと自分に心底許可できるようになり気持ちに安定感がでてきているようです。
これまで、興味あることに出会うと後先考えずに没頭してしまう自分に悩んでいました。私はサロンで様々なコンテンツを提供しています。それについて、周囲から「メインの仕事は何？」と問われても、どれも好きでしていることなので甲乙つけがたく…。クラフト関連を多種類しているうちはまだしも、いつしか精神世界にまで手を伸ばし始めてしまったわけですから。
私はこのまま、何者かを言えない中途半端な人生でいいのだろうか？
心匠セラピス養成講座を受け始めた頃は、そんな自分を持て余していました。
それが徐々に講座やSVを受ける度、「これでいい」という自覚が芽生えてきます。
バラバラだったものが、統合されてきて自分にしかできない形が確立し始めると、現実世界の景色がはっきり見えるようになってきて、まるで、これまでは眠っていたかのように感じる位です。

結果として、やりたいと想いながらもどこかで自分には無理なこととして手を付けられず延び延びになっていたことが実現してきました。先生に「コンセプトのenjoy lifeをどのようにしたら実現していけるのかを具体的に晴美さんらしく伝えるオリジナルを創ってみたらどうか」と提案していただいたこともあり、オリジナル講座を創ることができただけでなく、自分だけのコンテンツを配信までできるようになってきたのです。全部好きなだけにバラバラだったメニューが、綺麗にまとまってきた感触を持っています。これは本当に大きな収穫です。
「やりたいことが増えてしまう悩み」が、「それこそが私が私のままで成り立つストーリーなのだ」と堂々と言えるように変化しました。

サロンに心匠セラピストシニア認定証を掛けています。
今まで多くの認定証や賞状を頂いていますが、どれも掛けたことはありません。
大照先生に多くを学び進化できたことに感謝したところ「晴美さんが、そういうタイミングだっただけだ」とさらりとした言葉が返ってきました。確かにこれまで多くの方々と出会い学び成長してきたわけですが、これほど確信を持って自分の進みたい方向に大きく舵を切れたのは心匠での学びのおかげなのです。

大阪市阿倍野区で「VIVI AN」というアトリエサロンオーナーをしております。
「想いをカタチに！enjoy life‼ 人生は自分で創る物語り」をコンセプトに、目に見える「モノツクリ」と目に見えない「ココロツクリ」を2本柱にメニューを展開している。
現在、モノツクリ部門は、色彩と光のクラフト“グラスアート”、ハンドメイドアクセサリー教室。ココロツクリ部門は、enjoy lifeコーチング（個人セッション）、オリジナル講座、カラーセラピー講座を主にしています。
VIVI ANの始まりは、フラワーデザイナーとして自宅の一室でするフラワーアレンジメント教室です。
コンセプトは「美しい生花で日々の生活を彩り、忙しい中にも自分時間を大切に楽しく過ごそう」で、技術はもちろんのこと一番大切にしているのはenjoy lifeマインドを伝えること。想いは当時から変わりません。伝える方法が増えてきただけなのです。
そして心匠で、コミュニケーションを多く学んだことで、伝え方も識りました。

おかげさまで、サロンに10年以上通ってくださる方々がいらっしゃいます。ここにくるとホッとする、元気になるという声を聴くたびに（続けていて良かった。これからもずっと続けていこう）と私も元気を頂いています。
誰の人生にも紆余曲折あります。そのような時に素の自分で安心してエネルギーチャージできる楽しいオアシスのような居場所としてVIVI AN（美々庵）を利用して頂きたい。
フラワーアレンジメント教室を始めるきっかけは、大きな挫折です。当時は辛かったけれど、それがあったからこそ今のカタチに繋がっていると思っています。
そのような経験と心匠で学んだこと「新たな扉を開くチャンスは誰にでもあること、問題が起こらないようにするのではなく、やってくる問題は辛いからこそ、どのように立ち向かうかを自分で決めて行動していけば必ず道は開けて進化できる。そのような力は誰もが持っている」ことをモノツクリとココロツクリを通して伝え続けて行きたい。
相変わらず増えるグラスアートやアクセサリー作品に埋もれたアトリエサロンでの個人セッションは、通常のカウンセリング、セラピールームの雰囲気とは程遠いけれど、これもまた私らしいやり方のようです。

とんでもないです。こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。